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2007年4月21日 (土)

フーコーの振り子 / ウンベルト・エーコ

エーコは「薔薇の名前」で一躍有名になった作家ですが、元々は記号学の先生だそうです。「フーコーの振り子」はその2作目(だったと思う)。

自費出版を中心とした出版社で働く3人にテンプル騎士団に関わる暗号メモみたいなものが持ち込まれてくるところから話は始まります。

この出版社は、例えばUFOと古代文明とか義経ジンギスカン説みたいな感じのキワモノを中心に自費出版させる会社です。もともと自分の本を出版してほしいと持ち込んでくる連中は陰謀だの謎だのを無理やりこじつけて持論を展開していくようなちょっと狂信的な人ばかりで、主人公の3人とも少々小ばかにしてたんですが、そんなことぐらい自分達にもできるとばかりに、そのテンプル騎士団の暗号メモをありとあらゆる偶然の一致、史実と結びつけて解読していきます。結果、秘密結社と陰謀からみたヨーロッパ史みたいな物を作り上げていくことになるわけですが、あまりに巧く物事が符合していくため、次第にその作業にのめりこんでいくことになります。そして徐々にその陰謀が本当なのか、単なるこじつけによる空想なのかわからなくなってくるという仕掛けです。

なかなか面白そうでしょう。でも実のところ私自身はそれほど楽しめなかったんです。そもそもテンプル騎士団、中世ヨーロッパ史、キリスト教の歴史、密教、薔薇十字、フリーメーソンなどについての知識があまりに貧困で、ついていけない部分が多かったんですね。そもそもフーコーの振り子が何かも知らないで読んだんだからどうしようもありません。

かなり説明はしてくれてるんですが、どれがネタの部分でどこからが作者の創作なのかが判断できなかったんです。

でもこういう分野が得意な方には面白いと思いますよ。聖杯伝説から地球空洞説まで世界の神秘と謎のオンパレードという内容ですから。Huriko Huriko2

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