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2007年6月15日 (金)

ディフェンス / ウラジーミル・ナボコフ

少し前に新訳の「ロリータ」を読んで以来、にわかファンとなってしまったナボコフの初期の作品。ナボコフはロシアの亡命貴族の出で、この頃の小説は元々はロシア語で書いてます。その後すべて英語で書くようになったそうですが、同時に過去の自分のロシア語作品も自分で英語に訳して出してます。すごい言語能力だなあと感心しますね。

チェスの話だと聞いてたので、全くそちら方面に知識のない僕としては少々心配しつつ読んだんですが、特別な知識は不要でした。

話は幼少からチェスに才能をもった主人公が一流のチェス選手となり、緊張の持続から次第に精神を病んでいくというようなストーリーなんですけど、主人公のチェス的思考が実生活を次第に侵食していく描写が面白いです。なんだか暗そうに聞えますがナボコフ独特のユーモアにあふれており、むしろポップな感覚で読めます。もしかしたら訳文のせいかもしれませんが。ナボコフの文章にはよくモノを擬人化した表現など面白い文章が多いんですが、この小説にも随所に面白い文章が現れます。主人公が動いているバスから飛び降りてこけてしまうくだりの文章なんか独特でした。

ナボコフの小説はほとんどがすでに翻訳されているはずなんですが、実際手に入れようとするとほとんど絶版状態で入手困難になってます。この「ディフェンス」もすでに品切れのようで、図書館で借りて読みました。「透明な対象」という比較的新しいものも既に品薄状態。どういうことかなあ。・・・と思って昨日書店をうろうろしてたらリチャード・パワーズの「囚人のジレンマ」が出てるのを発見。3200円の金額に迷った挙句買わずに帰ってきちゃいました。ビンボだなあ。でも結局買いそうな予感が・・・

Kokologvn

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