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2007年6月12日 (火)

聖母の贈り物 / ウィリアム・トレヴァー

国書刊行会から、「短編小説の快楽」というシリーズの1冊目として刊行された本です。他にカルヴィーノやエムシュウィラーなんかも出るようで、広告でみたときなんとなく興味を持ってたのですが、たまたま刊行されて間もないこの本を古本屋で見つけて、買ってしまいました。

実はこのトレヴァーという作家については全くどういう人なのか知りませんでした。アイルランドの作家で、後書きによれば母国では国民的作家といっていいような人のようです。読んだ印象としては大変物語を語るのが巧い作家だということと、アイルランドという国の特性なのか、宗教色が若干強いということです。どの話も面白いのですが、どこか少々歪みがあって、素直じゃない感じ。さわやかさがなく、読後に引っ掛かりが残る、というか後味の悪さが残るようなものが多いですね。こう言うとなんだか読みたくなくなりそうですが、そんなことはなくてちゃんと面白く読めます。

アイルランドの歴史的背景がわからないと理解しづらいところもありますが、ちゃんと最低限のことは親切な翻訳者の方が後書きに書いておいてくれたので、問題ありませんでした。

有名な飢饉の話とかカトリックとプロテスタントの関係なんかに関係した記述がちょこちょこ出てくるぐらいです。そういえば前に何かの番組でU2のボノも飢饉の話してたなあ。

そもそも僕は短編小説自体をあまり読まないため、今回はちょっと試しに読んでみるかという感じでしたが、このところまとまって読書の時間が取れないので短編の方が読みやすいかなとも感じました。

ところでタイトルの聖母の贈り物を文字変換したら歳暮の贈り物になっちゃいました。

Kokologwtrever

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