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2008年3月20日 (木)

透明な対象 / ウラジーミル・ナボコフ

随分前に買ってそのまま本棚に飾ってあったのをようやく読みました。

これまで読んだナボコフの作品中では個人的には一番好きです。

この人の文章は本当に面白いです。翻訳がどれぐらい原文に忠実なのかわからないけど作品の中に必ず、はぁ~っと感心させられる文章が何箇所か出てきます。語り方が洗練されていて説明的な部分がほとんどないのですが、そこからストーリーが浮かび上がってくるような感じです。

ストーリーを説明すると「なんだそれだけ?」となってしまうような内容ですが、ナボコフの小説は内容よりむしろ、その書き方に重点が置かれてるように思います。チェスや推理小説のファンだったそうで、どの作品もちょっとパズル的な面白さが感じられます。おっ、次の一手はそうきたか、という感じの組み立て方で進行していくとでも言えばいいでしょうか。

巻末に訳者による詳細な脚注がついてますが、これがなくても十分楽しめます。

Kokologtoumeivn

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