最近のトラックバック

« EARTH MOUNTAIN / Wolfgang Muthpiel | トップページ | Live / Brad Mehldau Trio »

2008年5月11日 (日)

モレルの発明 / アドルフォ・ビオイ-カサーレス

ラテンアメリカの作家ですが、今回初めて読みました。たまたまボルヘスがこの小説を「完璧な小説」といって賞賛したという話を聞いて、気になって読んでみました。

正直なところ、さほどとも思わなかったというのが感想です。誤解のないように言っておきますが、けっして面白くなかったというわけではありません。十分に楽しみましたが評価の割りに僕自身の感動が薄かったということです。

試しにネットでいろいろな人の感想をみても皆、大変に高い評価をしていますし、中には「百年の孤独」に匹敵すると書いておられる方もおられました。僕としてはそこまでの評価にならなかったというだけのことです。

無実の罪で追われてる人が無人島に逃げ込み、そこで不思議な体験をするというのが粗筋です。その主人公自身が書いた手記という体裁の小説なんですが、どうもその記述の信用性に揺らぎがあるというところがミソになってます。時々手記の刊行者による脚注として、記述の内容に疑問を投げかけていたり、記述そのものに矛盾があったりということでどこまでホントなのかわからないようになってます。ただ小難しい観念的な小説ではなく、むしろしっかりとしたストーリーがあり、かなりSF的要素の濃い小説です。もうちょっと深読みすればもっと楽しめたのかもしれませんね。

Kokologmoreru

« EARTH MOUNTAIN / Wolfgang Muthpiel | トップページ | Live / Brad Mehldau Trio »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/19066/20883057

この記事へのトラックバック一覧です: モレルの発明 / アドルフォ・ビオイ-カサーレス:

« EARTH MOUNTAIN / Wolfgang Muthpiel | トップページ | Live / Brad Mehldau Trio »

2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ