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2009年12月30日 (水)

ジョイスとケルト世界 / 鶴岡真弓

たまたま、古本屋さんで見つけました。そのうちユリシーズを読みたいと思ってるので、その下準備というつもりで読んでみたら、これがなかなか面白かったです。

僕自身はケルトの文化についてほとんど何の知識もないのですが、ジョイスの著作に現れるその影響についてかなり詳しく、しかも壮大なスケールで書いてくれています。文体をいろいろ変えて書いていたりして読み物としても面白く、内容も興味深かったです。

著者の鶴岡真弓という方についても全く知らなかったんですが、ケルトの、特に装飾文化については第一人者でその筋(?)では大変有名な方のようです。他にも面白そうな本をいろいろ書かれているようなので、そのうち手を出してみたいなあと考えています。

この本、残念ながら絶版状態のようですが、丸山新訳による「若い芸術家の肖像」が出版されたりしてるのでジョイス関連書籍復刊もありえるのではないでしょうか?ただし、もともとは「聖パトリック祭りの夜」というタイトルだったのを改題したようなので、ジョイスの名前はタイトルにはなかったようです。旧タイトルだったら買ってなかったかもしれませんのでタイトルで本の売り上げって変わるんだろうなあと変なことで感心してしまいました。

Kokologtsuruoka

2009年12月27日 (日)

ピーターガブリエルの新作のこと

先日、スクラッチ・マイ・バックという新作が出るようだと書きましたが、今日HPを覗いたら最初の4曲の一部を試聴できました。記事にも書いてあったようにオーケストラをバックにドラム・ギターなどは使用せず歌ってます。曲によってはピアノも入ってます。
1曲目がヒーローズなんですが、ほとんど原曲を留めておらず、ほとんど朗読に近い感じで歌ってました。ボウイのように熱唱するピーターを想像すると肩透かしを食らうことになりますよ。オーケストラアレンジはかなり現代的なもので古臭いストリングスをバックにという感じではなくちょっと安心しました。
ファンとしては何でもいいからとりあえず早く出してほしいという心境です。

2009年12月12日 (土)

ピンチョンニュース

今日本屋さんでうろうろしてたら河出書房の世界文学全集版の「ヴァインランド」が出てました。
すでに新潮社版で読んでるんだけど、多少訳文の見直しなどなされてるだろうし、ちょっと欲しいきもちが湧いてきましたが、ぐっとこらえました。新潮社からピンチョンコレクションが出るという噂だし・・・と思ってあとがきをぺらぺらと立ち読みしてたら、その話が出てまして、すでに「メイソン&ディクソン」と「アゲインスト・ザ・ディ」の翻訳は完了済みで刊行開始も近いとのこと。「メイソン&ディクソン」はこのところ大人気の柴田元幸さんによる翻訳だそうです。
ヴァインランドの翻訳者である佐藤さんは「V」と「重力の虹」の新訳ををやっておられるようなのでこちらも楽しみ。
最新作(タイトル忘れた!)もそのコレクションに入るのかなあ。なんか探偵小説のような設定らしいし、「ヴァインランド」や「競売ナンバー49の叫び」の路線っぽい感じで読みやすそうなんで早く読みたいのだけれど。
ついでながら、スティーブエリクソンの新作も出てましたね。読みたいのだけれど、「真夜中に海がやってきた」とつながってる部分があるようで、そっちを先に読まないとだめかなと思って、これまた買い控えました。結局何も買うことなく帰ってきました。ははは。

2009年12月 6日 (日)

ロシア文学講義 / ウラジーミル・ナボコフ

ここ数年一番興味を持っている作家、ナボコフによるロシア文学講義。絶版なので図書館で見つけてきました。他にヨーロッパ文学、ドンキホーテについてのものも出てるはずですが見つかりませんでした。僕はロシアの小説で読んだことがあるのはドストエフスキーの罪と罰だけという貧弱な知識しかなく、この講義に出てくる有名作家の小説も全く読んでません。

前にナボコフのニコライゴーゴリを読んだときと同じく単にナボコフの文章が読みたかったという理由のみで読みました。

内容はナボコフがアメリカ移住後、実際にいくつかの大学で行った講義のノートで、ゴーゴリ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフ、ゴーリキーが取り上げられています。コーネル大学でこの講義を、あのピンチョンも学生として聴講してるらしいです。

面白かったのはドストエフスキーの評価が非常に低いこと。ほとんどなにか恨みでもあるのかというぐらいめちゃくちゃ書いてます。

トルストイやチェーホフ、ゴーゴリに対する評価とえらい違いです。

僕としては罪と罰は中学生の頃に珍しく読んだ有名文学作品で、意外と面白かったという覚えがあるのでちょっとショックでした。ナボコフは細部へのこだわりを非常に重視する作家なので、ドストエフスキーの作品は雑に見えるようです。ドストエフスキーはほとんど校正もせず、締め切りに追われて口述したものをそのまま出版社に渡してたというような話も聞きますから少々大目に見てあげても良いのではと思いますけどね。

対照的にトルストイのアンナカレーニナについては非常に詳細な検討をしており、小説を読むということはこれぐらい作品をバラバラにして、ひとつひとつの細かな部品を顕微鏡で眺めるがごとく詳細な検討を行い、骨をにしゃぶりつくように味わいつくすことを言うのかと感心させられました。どうも自分で英訳する計画があったようです。

アンナカレーニナはちょうど新訳も出てるし読んでみようかとも思いましたが、基本的に恋愛話で、且つ非常に長い小説なので迷ってます。Kokologvnrussian

2009年12月 4日 (金)

scratch my back

先ほどピーター・ガブリエルのサイトを見てたら来年2月中旬に新譜が出るとのニュースを見つけました。
おお!と喜んだけどどうもオリジナルアルバムではなく、カバーアルバムのようですね。
しかもオーケストラをバックにしたもののようです。
曲のリストの中には、デヴィッド・ボウイ、ルー・リード、ポール・サイモン、ニール・ヤング、レディオヘッドなどの名前が
あがってました。どんなアレンジになるのか楽しみです。
なんにしてもPGの新譜が聞けるのはうれしいなあ。

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