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2010年1月25日 (月)

サロメ / スティーブン・バーコフ

遅々として進まない古いビデオのDVD化を少しでもやろうと思って今日色々見てたら恐らく

20年以上前に録画した、スティーブン・バーコフ演出のサロメが出てきたのでダビングがてら観ました。

このとき同時にカフカの審判も上演されていて、こちらの方はインパクトが強く何度もみたのですが、サロメについては1度観たきりだったように思います。

バーコフの演出にはスローモーションやパントマイムの多用、最小限の舞台装置という特徴があります。それらによって非常に幻想的で独特の舞台空間が観客に提供されます。

このサロメでも若いシリア兵士が自殺する際、スローモーションでナイフ(もちろんパントマイムなので実際にナイフは持っていません)を腹に突き立てる場面など、非常に鮮烈な場面が多数みうけられました。

ちなみにこの兵士役の役者さん、審判でもヨーゼフKを演じてた人だと思います。

全体に役者がみな非常に優秀で、身体的にも良く訓練されています。

一度生でみたかったですが、たぶん無理でしょうね。

バーコフさんは今なにしてるのかなあ・・・

2010年1月16日 (土)

reflections / kurt rosenwinkel trio

カート・ローゼンウィンケルの新譜・・・といっても発売から結構時間が経っていますけど。

この前のライブアルバムが非常に良い出来だったので聴いてみました。トリオという好きな編成だったこともありますし。1曲を除くと全てスタンダードです。それもバラードばかりという内容で正直最初はあまりピンと来ませんでした。しかし何度も聴くうちにだんだん良くなってきました。個人的には前作のライブの方が好きですが、こちらも非常に面白い演奏をしています。この人の和声のセンスとメロディの際立たせ方の巧さは大変なものですね。

特に和音の横の動きが大変面白いです。どの程度アドリブでどの程度アレンジされてるのかわかりませんが、ちょっと他のギタリストにはない動きをしているように思います。

3月にトリオ編成での来日が決まったようなので都合が合えば聴きに行きたいなあと思っています。

2010年1月11日 (月)

真夜中に海がやってきた / スティーブ・エリクソン

久しぶりにエリクソンの小説を読んでみました。新刊が出たので読もうかと思ったら、この小説の登場人物が再登場してるようなので先に読むことにしました。

エリクソンらしく現実に幻影が混在したような世界で物語が語られていきます。今回特に面白いのは視点が数珠繋ぎにどんどん別の人物に移動していくことでしょう。それぞれの人物のエピソードはどこかで重なっていたり、関連していたりします。最初の方で出てきたエピソードが100ページも進んだ頃に別の人物の物語で出てきたりするので、記憶力が不自由な僕には少々辛い部分もありました。途中何度か「あれ?この話どこででてきたんだっけ?」とか「この鍵は誰から手に入れたんだっけ?」などと思って、前のページを何回かめくりなおしました。

物語そのものはかなり殺伐としたもので、何らかの傷を背負いながら生きてる人たちばかりが出てきます。エリクソンの小説は大都市を舞台としたラテンアメリカ文学といった感じで日常の中に平気でありえないことが入り込みます。そのあたりの文章化された視覚的イメージがこの作家の一番面白いところかと思います。でもマルケスのようなユーモアや土の匂いみたいなものはあまり感じられず、もっと硬質でコンクリートの匂いって感じでしょうか?

さて新刊(タイトルなんだったけ?)楽しみです。書店でちらりとみたら変な活字の組み方がされてたりして読みにくそうでしたが。

Kokologerikson

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