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2010年6月19日 (土)

憂鬱と官能を教えた学校 / 菊池成孔・大谷能生

バークリーメソッドを軸にして20世紀のポピュラーミュージックの歴史を俯瞰するという感じでしょうか。
2002年に行われた講義をまとめた内容ということです。
いわゆる音楽理論書ということではないのですが、半分ぐらいはジャズ理論の基礎みたいな話も入ってます。
理論の部分は大抵のジャズ理論書に共通して書いてあるような内容なのですが、その位置づけをしっかり書いていてそのあたりは新鮮味がありました。あくまで著者の見方ということなんでしょうけど。特にモードに関してはあまりはっきり書いてる理論書がなかったように思えるので、ああそういうことでいいのかと納得できました。
菊池さんという方の作品自体は以前にUAと一緒にスタンダードをやったCDを1枚聞いたことがあるだけですが、このCD自体はなかなか面白かった記憶があります。大谷さんの名前はどこかで聞いたことがあるなと思ったら、この前NHKでやってた坂本龍一、山下洋輔さんの番組にゲスト出演してたひとでした。
ちょっと変わった本ですがなかなか楽しめました。ただ理論的説明の中にこれは明らかにケアレスミスじゃないのと思える記載が何箇所かあるように思えました。この著者でほかにも著作があるようなので、読もうかどうしようか迷ってるところです。

Kokologkanno

2010年6月 6日 (日)

MWALIKO / リオーネル・ルエケ

以前から気になっていたルエケのCDを買ってみました。

多分西アフリカ出身だったと思いますが、独特のギターを弾くということで期待して聞きました。確かにおもしろいギターを弾く人ですね。

全体の曲調としてはワールドミュージックと言うんでしょうか、アフリカっぽいものやらボサノバっぽいものやら、一歩間違うとリゾートミュージックかというものまで色々です。複雑なリズムや民族音楽っぽいメロディーはやはりアフリカンミュージシャンかと思わせますが、ギターソロに関して言えばかなり洗練されたジャズの語法がみられますし、コードワークもジャズのものですね。そのあたりのバランスが面白いです。

ボーカルが多くの曲でフューチャーされていて本人を含めて色んな人が歌ってます。

また、舌打ち(だと思うんですが)によるリズムをベースにした曲が何曲かあって、これも面白かったです。ショーターのネフェルティティなんかも入ってるんですが、かなりヘンテコなアレンジになってました。リチャードボナも2曲ほど参加しており、なかなか豪華なメンバーですが編成は全体的に小編成のシンプルなスタイルになってます。

御本人のギターはエレアコに一部ミディを使って、ちょっとマクラフリンみたいな感じで弾いてます。マクラフリンほど高速ではないですが。

でもとにかく面白いです。Kokologloueke

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