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2010年9月24日 (金)

悪魔祓い /  ル・クレジオ

随分昔、新潮社から「創造の小径」という叢書の一冊として出されていたものの文庫化です。この叢書には他にピカソ、ロラン・バルト、ロジェ・カイヨワ、レヴィ・ストロースなどの本がはいってました。当時のものは箱入りの豪華本で4000円以上していたはずです。
ちょうどクレジオに凝っていたころだったんですが、買おうかどうしようか迷った挙句、値段が高いことと小説ではないということを理由に結局買わなかったのでした。
今回、文庫化されてはいますが多くの図版がそのまま収録されており、なかなかきれいな本です。
クレジオは非常に詩的な文章を書く作家で、詩心のない僕には苦手な部類の作家なんですが、何故か気になる不思議な存在です。
ノーベル賞をとったおかげで「調書」が再販されたり、「大洪水」が文庫(!)で出たりしていますが、今回岩波から出た本書と「物質的恍惚」はどちらも未読だったのでついてが出てしまいました。
さて内容ですが、インディオの世界観と現代ヨーロッパの世界観の対比による、商業主義、個人主義的傾向の強い現代文明への反省といったことでしょうか。
先ほど書いたようにクレジオの文章は僕にとっては非常に難解で、内容を理解するというより感じとるといったほうがよいような読み方をしています。内容を要約しても伝わらないかと思いますが、クレジオの美しい語彙にあふれた文章はとても魅力的です。

ピンチョンの「メイスン&デクスン」ようやく半分ほど読みました。9月末には「逆光」が出るようだし、読む時間がたりないなあ・・・。

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