最近のトラックバック

« メイスン&ディクスン / トマス・ピンチョン | トップページ | エクスタシーの湖 / スティーブ・エリクソン »

2010年12月30日 (木)

アメリカの歴史 4 / サムエル・モリソン

気がついたら年の瀬、今年もあと1日を残すところとなってしまいました。筒井康隆さんのショートショートに時間がどんどん早くなって最後は滝となって落ちていくっていうような話がありましたが、まさにそんな感覚があります。

サムエル・モリソンという方がどういう方なのか全く知りませんが10年ほど前に何を思って買ったのか、家にこのアメリカの歴史全5巻中2~4巻だけがありまして、このたび10年の年月を経て読むことにしました。1~3巻までは一応読んだはずだったのと、ピンチョンの「逆光」の時代設定がこの4巻(1865~1933年)あたりだったので4巻から読むことになったわけです。1巻は誰かに貸したまま行方不明、5巻は確か買わずじまいだったため、2~4巻しかないという中途半端なことになってます。しかし何を思って10年前の自分がアメリカの歴史を読もうと思ったのかは不明です。
さて読んでみたらこれがなかなか面白くて、結構分厚い本ですが楽しく読めました。ずいぶん前に1~3巻は読んでるはずなんですが、あまり印象がないのはなんででしょうね。
まずモリソンの軽妙で少々皮肉なユーモアを加えた実にアメリカらしい語り口がいいです。特にこの4巻はモリソンさん自身が若い頃実際に生きた時代を描いているせいもあってか、特に文化的な記述が面白かったです。
政治、経済、文化スポーツと多方面にわたってかなり詳細に書かれているんですが、厭きさせません。
代々の大統領に対する著者の評価も興味深いです。
南北戦争終結後から第1次大戦を経て大恐慌時代までがカバーされていますが、暗いアメリカ、悩めるアメリカ、バブリーで陽気なアメリカと、アメリカという国のさまざまな顔が現れてきてホント面白いです。
しかし一人でこれだけの量と質のものを書くというのはものすごいことですね。たぶん大変高名な方なのでしょう。
Usa


« メイスン&ディクスン / トマス・ピンチョン | トップページ | エクスタシーの湖 / スティーブ・エリクソン »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/19066/38273948

この記事へのトラックバック一覧です: アメリカの歴史 4 / サムエル・モリソン:

« メイスン&ディクスン / トマス・ピンチョン | トップページ | エクスタシーの湖 / スティーブ・エリクソン »

2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ