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2011年4月19日 (火)

メメント

録画しておいた「メメント」という映画を観ました。記憶が数分しか保てない男が妻を殺した男に復讐をするため、その男を探すという話。記憶が保てないというところがミソで、そのため時系列を逆転、あるいは入れ替えたり、同じ場面を何度も繰り返したりという編集がなされていて非常に混乱した状況を作り上げています。ちょっと以前観た「21g」という映画を思い出しました。

主人公は記憶が保てないという設定なので同じ人物に何回会ってもそれが誰かわからないため、写真と自分が書いたメモで判断することになります。また重要と思われることを自身の体に入れ墨として残すというようにして犯人に繋がるヒントをなんとか得ようします。

新しい記憶の保存ができないという症例は実際にあるようで、以前何度かTVで見たことがあります。それを利用して、自分の周りの人間が誰一人信用できない、自分自身の判断すら信用できないという一種の極限状態をうまく作り上げていると思いました。ちょっとフィリップ・K・ディックの小説のような不安感溢れる映画です。結末はなんともすっきりしないものなんですけど、このあたりは観る人によって感じ方が別れるところだと思います。

最後のエンドロールでどこかで聞いたような歌が流れてきて、あれ?と思ったらデヴィッドボウイでした。

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