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2014年5月23日 (金)

消しゴム / ロブ=グリエ

光文社文庫から新訳で出てたものを読みました。数年前に大学時代に買ったと思われる河出版を読み直し、ロブ=グリエの面白さを再発見したんですが、今回新訳でさらに面白さを再確認しました。ロブ=グリエの小説は時間の扱い方が他の小説と少し違いますね。円環的に閉じた時間の中で人間的な厚みがあまり感じられない登場人物がぐるぐる動いている感じというかなんというか。随所にしかけが隠れていて、それが小説の最後へと収束していき、さらには初めに戻っていくということになるという、非常に計画的に作り上げられた小説世界です。

旧訳との大きな違いは感じなかったですが、あとがきの中でこの小説が書かれた時代背景、作品の文学史上での位置づけ等が的確に書かれていて、なるほどなと思いました。

今ロブグリエの作品は文庫で4,5作品読めますが、他のものも復刊してほしいなあ。

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