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2014年6月28日 (土)

マクダ / ウラジーミル・ナボコフ

つい買ってしまいました。

光文社文庫から出ている「カメラ・オブスクーラ」と同じ作品です。原書の版が違うようなので若干の違いがあるんでしょうが、どちらもロシア語からの翻訳。訳者が違うので当然文章は違います。(あたりまえか)

知らずに買ったわけではなく再読しようと思って購入しました。

さてどちらの方が良かったかというとどちらも良いのですが、当然2回目の今回の方が理解が深まった気がします。いろいろ発見もありましたし、ナボコフらしいうまさも感じられました。

訳文については1点だけ気になったことがあります。自分の無教養をさらすようで申し訳ないんですが、今回の訳文では時々あまり見慣れない漢字の使い方がされており少々困りました。初めて見る漢字も1つあり、思わず辞書で調べましたが、確かに存在していました。また二字熟語にフリガナを振る用法が使われてる箇所が結構あったんですけど、あまり見慣れない使い方でした。訳者の年齢によるものなのかもしれません。おいくつなのか知りませんけど。

ともあれ、ナボコフらしい、よくできた小説です。

それから、ついに再版されましたね、「青白い炎」。非常に読みたかった本なので即手に入れましたが、まだ未読です。楽しみだなあ。

2014年6月15日 (日)

時計じかけのオレンジ & どこまで行けばお茶の時間 /アントニイ・バージェス

 ちょっと前に古書店が舞台のドラマで取り上げられたことで話題になった時計じかけのオレンジを再読しました。といってもなにせ高校生の頃に読んだきりなので再読といえるかどうかあやしいぐらいですが。

ついでに買ったまま読んだ覚えのない「どこまで行けば・・・」も読んでみました。こちらの方は不思議の国のアリスっぽい童話ですね。当時なんで読まなかったのかなあ。
「時計じかけ・・・」はキューブリックの映画としてあまりにも有名ですが、僕も御多分にもれず映画を先に見て、その勢いで小説を読んだ次第です。
今回読んで面白かったのはアレックスたち不良少年が使う若者言葉が「てにをは」抜きの近頃よく耳にする言葉と似通った印象が感じられたことです。翻訳ですから英語でどのような文章になってるかは不明ですけどね。近未来小説なので社会主義体制っぽい管理国家が舞台になっていて、そこら辺りの連想からソビエトの言語であるロシア語を会話の中に挿入しているようです。
さて、ドラマの中でも話題になっていましたが最近再版されたものには以前になかった10数ページのラストが加えられています。イギリスで最初に出された時にはあったものが、アメリカの出版社により削除されたもののようです。僕の手元にあったのは当然削除された方の版です。で、やはり興味もあり最後の10数ページは書店で立ち読みしました。
これ、あるとないとで全く小説の印象が変わるぐらい大きな問題ですねえ。個人的にはない方が良いのではないかと思いましたが、新版のあとがきによると作者には削除するつもりはなかったようです。「どこまで行けば・・・」を読んでみた時、少々教育的であるなと思ったんですけど、そのあたりを考えると作者としては最後の章が必要だったのかもしれないなあと思いました。でもちょっと大きな違いなのでやはり作者としてはっきりさせとくべきだったのではないかと思います。それとも新版のあとがきにあるように作者自身にも迷いがあったということでしょうか?
バージェスについては「時計じかけ・・・」があまりにも有名になったため、他の作品が無視されている感じがありますが結構多作な作家のようで、僕の手元には、これまた読みそびれている「MF」というのがまだあります。いい加減読まないと・・・何年寝かせりゃ気が済むのか・・・

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