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2015年12月12日 (土)

MF / アントニイ・バージェス

「時計仕掛けのオレンジ」で有名なバージェスの「MF」という小説です。最近、遠い昔買ってそのまま実家で眠っていた未読本(または内容を忘れた忘却本)をひっぱり出してきて読むということをチョコチョコやってます。

MFもそうとう長い間眠っていて奥付によると1978年発行となっていました。早川書房から出ていたバージェス選集の1冊としてでてたもので、恐らく「時計仕掛け」で作家に興味を持って買ってはみたが内容についていけず、そのまま休眠となっていたものと思います。

で、今回初読したんですが、正直内容を理解できたかと言われると相当怪しいです。

近親相姦がひとつのキーワードになっているんですが、そこに神話や(解説によれば)アメリカインディアンの伝承などの要素を組み入れて、言葉遊びや仕掛けの多い小説世界が展開されています。

別に読みづらい小説ではなく、むしろテンポよくどんどんストーリーが展開されていくんですが全体としてどういう意味があるのかが分かりづらい、というような感じです。

50代になった主人公が若いころの自分について書いているという体裁の小説ですが、50代の自分が出てくるのは最終章のみなので、一種の一人称小説と言えると思います。主人公は成人後莫大な遺産を受け取る立場にある若者で、ある芸術家の作品を探して旅をします。その中でもろもろの人物に出会うのですが、自身の両親についてや妹の存在を知ったり、自身にそっくりなサーカス団員に出会ったりします。

ストーリーはちゃんと直線的に展開されていくのでどんどん読み進むのですが、途中でいっぱい読み落としをしてるような感覚です。表面的には話についていけているけど、裏側に何かあるのにそれがよくわからないという感じ。

なんだか消化不良な読後感が残っちゃいました。

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