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2016年10月 8日 (土)

ダンシングヴァニティ / 筒井康隆

久々に筒井作品を読みました。最近はとんとご無沙汰で気にはなってるけど読んでないという感じです。モナドとか豪華な装丁の筒井選集とか「おお!」と思いながらも買わず。今回も図書館で借りたので正直よい読者とはいえません。

筒井康隆さんの作品は常にいろいろ実験的なことが行われていますが今回もなかなか面白かったです。美術評論家である「おれ」の半生を描いた内容ですが、同じエピソードが少しずつ変化しつつ3回繰り返されて、それがらせん状に次のエピソードにつながるような構成になっています。ちょっとロブグリエを思い出してしまいました。そのエピソードも当然筒井節満載でちょっとありえないようなことが平気で起こります。

でもこれらはなにを意味してるのかな?現実というのはすべてその人の頭の中の出来事、反対に言うと頭の中で起こることはすべて現実ということなのでしょうか?それとも臨終の際に観る回想を文章化したということでしょうか?3回という回数には何か意味があるのかなあ。ずっと白いふくろうってのが出てきたり、後半歳を取ってきてからは何か行動しようとすると足を引っ張るタコがでてきたり、もっと年を取ると出てこなくなったり。心理学的戯画化(って言葉はないか)のような表現がいろいろ出てきます。

もうちょっと勉強してればいろいろ疑問が解けたかもしれないですね。

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