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2016年12月 1日 (木)

偉業 / ウラジーミル・ナボコフ

光文社から3冊目のナボコフ。なかなか厄介な小説でした。表面的にはいわゆる自伝的青春小説といった感じなんですが、読んでいてもなんだかよくわからない不整合性というかストーリーを進めるうえで必要な主人公の動機づけのようなものがどうも希薄で、話がふわふわどっちへ飛んでいくのかよくわからないような変な感じがずっと付きまといました。それと同じような情景、シチュエーション、言動が繰り返され、なにか結びつくのかと思ったら特にそういうことでもないというような妙な読書感がありました。

訳者の解説によればそのあたりにナボコフのたくらみがあり、そう言われればそういうことかと納得されるのですが、読んでる間には、その納得感がなく、戸惑いが強いといった感じでした。もう一回読まないといかんかなあ。

この小説の前に「ナボコフの塊」という妙なタイトルのエッセイ集も読んだのですが、こちらのほうは少々マニアックでよほどのファンでない限り面白いかどうか疑問です。僕はそれなりに面白かったですが。

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